PuiPuiBlog’s blog

現役、精神疾患闘病者が色々な場所に行ってみた。

私と病気、妻と周り

「うつ」と診断されてから、2週間に一度の通院生活が始まりました。

それと同時に、会社を休職すると言う人生初めての体験をすることになりました。
私自身、「休職したら今自分が行っている仕事が出来なくなる」「昇格試験を受けている最中なのに、それも棒に振ることになる」「私が休むとその穴埋めを誰かがすることとなり、周りに迷惑をかけることになる」等、その他たくさんの事を考えて、病院の先生に「1週間でお願いします」と今では笑ってしまいそうな事をお願いしていました(笑)
当然のことながら、数秒で却下されました(笑)

先生との数十分にわたる交渉?の末、とりあえず1ヵ月と言う事で診断書が作成されました。

1ヵ月の休みが始まり、自宅には妻も育児休暇でいている子供2人も居る中で私の病状はどうだったかというと、全然変わることがなく仕事の事ばかり考えていました。

1ヵ月は早くあっと言う間に過ぎていきました。
さぁ!復職の診断書!!と考えて病院に行ったところ、現在の状態を聞いた主治医の先生から信じられない言葉が・・・。

「まだ、復職には早いですねぇ~」

私「・・・・・・・・。」

正直、「えっ?」って感じでした。
でも、納得いきました。
だって、症状は全然良くなっていなかったのは、自分自身が一番良くわかっていましたので。

結果、延期2か月と言う事で、また休みが続くことになりました。

2か月目に突入すると、「自分は何故家でこんなことをしているのか」「周りはみんな働いているのに、何故自分は仕事をしていないのだろう」「こんな事をしていていいのだろうか」「自分は、家で休んでいて怠けている」と自分を責めるようになりました。
この頃が、一番つらかったと思います。

3か月目に入ると、やっと自分の病気を受け入れる事が出来るようになりました。
3か月半ばにならないと「自分はこれでいいんだ」「休むことが仕事なんだ」とは思えませんでした。
ただ、3か月も休むとご近所さんの目が気になって気になって仕方ありませんでした。
だって、いつも私が家にいるのですから・・・。

また、妻も病気になったことはわかってくれましたが、病気の本質を理解してくれていなかったため、溝が深まるばかりでした。
実家の親もそうでした。
自分の息子が「うつ」と言う事を、中々受けれることが出来なかったようです。

それは「うつ」になってから、約1年6か月たったいまでも、完全に理解してもらえているかと言うと、それは難しい話です。
今でも、私と妻や周りの方々との間には、「うつ」と言う病気がいつも立ちはだかっています。